どうも、金音ニトロです。就活にモチベーションを全部そがれてる状態です。
現在の戦績についてはまあそういうことなので尚更、そういうことについてはブログには書かないですが、まあ。

というか、就活の説明会やら面接で、東京に行って帰ってくるだけで1200円も飛ぶのマジでおかしいって。そのせいでアホほど出費がかさむ。

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こちらは三鷹の国立天文台です。就活と卒研の気晴らし程度に回ったのでそこまで写真の枚数は多くないです。ちなみに、隅から隅までガッツリ1日かけて回った場合、3つくらい記事ができそうな規模はあります。

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太陽観測用の第1赤道儀室です。国立天文台が麻布から三鷹に移ってきた当初から稼動していた最古参の太陽観測施設。主に黒点の様子をスケッチし、太陽の写真を撮影していました。中にある掲示物はほとんど手書きだったり、古代のワープロだったり。しかも1998年頃までこれが現役だったらしいです。当たり前といえば当たり前で、戦前の施設なのでコンピュータ制御なんてひとっつも使われてないです。

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たとえば天井を回すハンドル。これを回して天井の採光窓を調整します。

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で、これが赤道儀を動かす歯車。こちらは錘を重力で落下させるかゼンマイを解くかして、その速度をギヤで調整するというなんとも古典的な手法をとってます。歯車を限界まで回すと、大体1時間くらい太陽を追従します。要するに1時間おきに導入をしなおす必要があります。太陽ではなく、大体月だったり惑星だったりを観測する時にも、手作業でギヤ比を調整します。戦前にコンピュータ制御する機械なんてないですから。

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上を見上げるとこんなかんじ。建て替えは行っているでしょうけれど、機材の更新は昭和初期のものをそのまま使っているっぽいですね、平成終わるのに。令和始まるのに。




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一方こちらは多目的な観測施設です。こちらも今は稼動を終えており、展示室として再利用されています。

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口径65センチとあって、さすがにでかい。カール・ツァイス製の1929年の赤道儀です。こちらも1997年で運用は終了しています。戦後レンズを高性能なやつに切り替えたりとかはしてるみたいですが、基本装備はあまり変わらずといった感じです。多分コンピュータで解析したり赤道儀の調整したりとかはやっていたでしょう。仮にも国立天文台だし・・・

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こちらはガリレオが使用していた望遠鏡を完全再現したものです。倍率は14~20倍、今の高性能なビデオカメラなら光学ズームでも楽々超えられる程度の倍率です、これで土星の耳を発見しました。その数年後に土星の耳はすっかりサトゥルヌスに食われてしまった、と残しています

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なにやら不思議なこちらの施設、巨大な百葉箱みたいな見た目していますが、これは複数の望遠鏡を組み合わせてひとつの巨大な望遠鏡として活用し、高い観測性能をえるための施設です。手っ取り早く言うと、ブラックホールを観測した技術とおおよそ同じようなシステムです。アレは1万キロの巨大望遠鏡で観測したというわけの分からんことをしてますが・・・。高度なことをしてるので本格稼動が2002年からの新参施設(?)でもあります。ちなみにこれは30メートルで、ハワイのすばる望遠鏡が大体9メートルなので、それよりも大きいです。

で、この名前が
木ノ幡みら
正式名称「Mitaka Optical infraRed Array」、略称MIRAです。
みら+天文、と言う事で、恋アスの木ノ幡みらが連想されます、別にこれを狙って言った訳ではないんですがね・・・。行ったら居たって感じです。




画像クリックで公式サイトに飛べます。ちなみにまだ放送日時は未定で、サイトもティザーですが、これがいつ更新されるのかと思うとそれだけで楽しみだったりします。

恋する小惑星、アニメ化めっちゃ待ち遠しいです。内容自体はきらら系列だったり天文を地学の一部として扱っていたりしているので常に天文に明け暮れてるとかそういうことではないですが、かなり要所要所は抑えてあって、天文の入り口として充分使える漫画です。

ところで、原作の聖地はつくばと戸田ですが、アニメの聖地はどこになるんでしょう・・・?
あとはデイサイト質の岩石について、男鹿半島に触れている部分があったので、秋田とかも聖地に入りますかね。あとはM31とくじら座の変光星ミラと。





では。